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Royal Dutch Shell (RDS.B)  ロイヤルダッチシェルの投資判断

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Royal Dutch Shell (RDS.B)を分析していきます。

今回の内容は下記3点です。

 ①業績

 ②IR姿勢

 ③投資判断

 

また、RDS.Bは私の主力銘柄でもあり、特定口座とNISA口座で合計$9,000ほど投資しています。

ポートフォリオについては下記参照ください。 

www.heimin-kabutoushi.com

 

 

【①業績】

まずは業績の確認。

1/31に2018年4Qの決算発表を行いました。

下記は前年同期比の利益比較です。

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【出典 Royal Dutch Shell IR (https://www.shell.com/investors/financial-reporting/quarterly-results/quarterly-results-2018/q4-2018.html#webcast)】

 

利益はガス部門、上流部門、下流部門そろって伸長しています。

下流部門が上流に比べてより好調なのは、原油価格の下落によるものでしょう。

RDSは競合のエクソンモービルシェブロンに比べて下流事業の比率が大きく、原油価格下落局面でもそれなりに耐性があります。

逆に原油価格が高騰する局面では他社に後れを取ってしまいます。

特にシェブロンは事業ポートフォリオにおいて上流部門が9割を占めていたと記憶しているので、そのような環境下ではシェブロンに投資したほうがリターンが見込めると思います。

私は個人的に安定性を重視したいのでRDSを選択していますが。

 

また、ガス事業は2016年に買収したBGグループによるものです。

当時は買収費用として多額の負債を背負い、投資家からリスク要因として見られましたが、今となってはRDSにとって重要な事業となっています。

そして問題とみられた負債についても、計画通り削減が進んでいることが今回の決算発表でも確認できました。

 

 

続いて、キャッシュフローの比較です。

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【出典 Royal Dutch Shell IR(https://www.shell.com/investors/financial-reporting/quarterly-results/quarterly-results-2018/q4-2018.html#webcast)】

 

ガス事業と下流部門の伸びが大きいです。

その結果、営業キャッシュフローは前年同期比3倍と大幅な伸びを記録しました。

フリーキャッシュフローも大幅に増加し、安定的な配当と自社株買いの原資となっています。

配当は四半期で$0.94を継続し、2018年中ごろから自社株買いを実施しています。

自社株買いは2020年末までに総額250億ドルを計画しており、2018年末時点で45億ドルの買戻しが完了しているそうです。

これから2年をかけて205億ドルを買い戻す計画なのでEPSの上昇が期待でき、投資家にとってはうれしいですね。

 

今回の決算発表では文句のない結果を確認することができました。

 

 

【②IR姿勢】

Royal Dutch Shellは非常に株主フレンドリーな会社だと感じます。

当社のIRサイトは非常に見やすく、四半期ごとにビデオメッセージも掲載されます。

下記が今回2018年4QのCFO Jessica Uhlさんからのメッセージです。

 


Shell CFO Jessica Uhl on Q4 and full year 2018 results | Investor Relations

 

たまにCEOのBen van Beurdenさんのメッセージが掲載されることもあります。

多くの場合、会社がどのような人たちによって経営されているか、人となりはどうか、何を考えているのか、などを知る機会は多くないと思います。

その点、直接自らの言葉で発信していく姿勢は素直に好感が持てますし、

何より非常に誠実な方たち(に私には見える)なので、含み損になっても彼らを信頼して株を保有し続けることができました。

この信頼というのは長期で投資するにあたっては結構重要だと思うんですよね。

皆さんも興味があったらシェルのIRサイトを訪問してみてください。

 

 

【③投資判断】

RDSに対する個人的なメリット/デメリットをまとめてみたいと思います。

 

・メリット

 1.好調な業績

 2.安定した高配当(原油下落でも配当維持)

 3.規模の大きい自社株買い(総額250億ドル!)

 4.ガス、上流、下流で分散された事業ポートフォリオ

 5.信頼できる経営陣(負債削減も計画通り有言実行しています)

 

・デメリット

 1.原油、ガスともに市況に左右される

 2.Brexit問題(私にはどういう影響があるか測れません…)

 

こうしてみると、デメリットはRDSにはどうすることもできない問題です。

市況もBrexitも与えられた環境でどううまく立ち回るかが重要となります。

一方でメリットのほうは、稼いだ現金の使い道など、経営陣でコントロールできる範疇のものです。

これで経営陣がペテン師だったら投資はしませんが、②でベタ褒めしたように、私はここの経営陣が好きです。

よってこれからもホールドを継続しようと思います。

そして株価が下がれば積極的に買い増しをしていきたいです。